社会:社保庁職員

　　来年１月に発足する日本年金機構に採用されないおよそ５００人の社会保険庁職員について、長妻厚生労働大臣は、厚労省の非常勤職員などで最大で４２０人を採用する方針を明らかにしました。

　　「（社保庁職員で）懲戒処分を受けていない方について、１７０人程度の准職員として追加の募集を行っていく」（長妻厚労相）

　　長妻大臣は１日朝の会見で、再就職先が見つかっていない５００人の社会保険庁職員について、懲戒処分歴のない人１７０人を日本年金機構で准職員として追加採用し、さらに２００人から２５０人を厚労省の非常勤職員として公募するとしました。

　　また、勤務時間中に労働組合活動をしていた「ヤミ専従」については、悪質な案件として採用しない方針も合わせて示しました。

　　長妻大臣は、厚労省などで採用されない職員については、官民人材交流センターでの再就職あっせんに期待を示しましたが、難航しており、民間の解雇にあたる分限免職となる職員がかなりの数に上る可能性も出ています。